2015/11/03 16:46:17
  • クリーンピック

皆様こんにちは、海の種スタッフの生田です。

クリーンピック全国大会の開催まで、残すところ5日となりました!
クリーンピックの詳細などにつきましては、先日のメールマガジンにて
お伝えしたところですが、今回は『クリーンピック』が誕生した背景と
経緯をご紹介致します。

海で漂流しているゴミは、海中でサンゴに絡まり、その影響でサンゴが
死んでしまうこともあります。

弊社でも以前はボランティア仲間を募り、海岸のゴミを回収していました。

ですが、ボランティア仲間と一緒にゴミを回収しても、海が荒れると数日後
には新たなゴミが県内外や海外からも漂着します。

このような状況が繰り返されるので、最初の頃は多く集まったボランティ
アメンバーも次第に人数が減ってしまい、遂には会社のスタッフだけになって
しまうという現実がありました。

【悲しいことは楽しいことへ】
ゴミに賞金をかけ、ルールと競技性を持ったスポーツにすることができれば
多くの人が参加し、継続することが出来るのでは。
と代表の金城より発案されたのがクリーンピックでした。

ルールを作成し当初は20名でプレ大会を行い、試行錯誤を重ね、
迎えた2011年3月5日。

日頃お世話になっている企業様や、サーフィン連盟の皆様のご協力
のもと、陸部門21チーム(105名)、海部門19チーム(95名)
合計200名の選手が集まり、第1回クリーンピックが読谷村で開催され
ました。

競技時間はゴミの語呂合わせで53分間。

企業では管理職の年代の選手がゴミを奪い合う姿。
若い女性チームの選手が汚いゴミをもって笑っている姿。
茶髪のお兄ちゃんが、廃タイヤを持ってガッツポーズをしている姿。

競技中も競技後も、参加した選手の皆さんの表情はとても晴れやかでした。

競技時間内に集まったゴミは、ボランティアで行っていた清掃時の数十倍
以上で、約2トンのゴミが回収されました。

その後、回を重ねる毎にクリーンピックの趣旨に賛同して下さる企業様
が増え、2012年9月24日には県外で初めてのクリーンピック横須賀大会
(神奈川県)の開催。

2013年6月22日には、うるま市与那城総合公園の周辺海岸において
環境省や沖縄県、その他多くの後援と企業様のご協力のもと、
「第1回クリーンピック全国大会」が初開催されました。

昨年開催の第2回全国大会(開催地:瀬長島)では500名の選手が参加。
今年は県外での開催も増えました。

第3回目となる今大会は、クリーンピックが生まれた読谷村での開催です。

4年前、初めて開催したクリーンピックに参加したサーファーのお兄さんが話
してくれた「普段、海で遊ばせてもらっているから恩返ししないとね!」という
言葉が今でも印象に残っています。
そのサーファーのお兄さんは、大会が終わっても帰り道の途中にゴミを拾い
ながら帰っていきました。

今回の会場近くの海には、皆様よりご依頼を受けて移植した8万株以上
のサンゴ達が成長しており、海に植えて2度目の春を迎えたサンゴは、毎年
卵を産んでくれています。

クリーンピック全国大会は1年に1度、沢山の恩恵を与えてくれる海への
恩返しの意味を踏まえて沖縄で開催します。

大会のルールを守って下さる方であれば、参加の動機は問いません!

前回のメールマガジンの配信後、多くのお問い合わせを頂き、誠に有難うございました!

子供部門・陸部門・海部門ともにまだ空きがございますので、参加者の
募集を引き続き行ってまいります。
※定員に達し次第、ご応募を締め切りとさせて頂きますので、予めご了承
下さいませ。参加をご検討されている方はお早めのエントリーをお願い致します。

大会へのエントリーは下記URLより直接お申込頂くか、エントリー用紙をダウンロード後、FAXにてお願い致します。

【クリーンピックへのエントリー】
http://www.cleanpic.jp/?page_id=31

クリーンピック全国大会 大会要項についてはこちらをご参照下さい。

【第3回クリーンピック全国大会 大会要項】
http://www.cleanpic.jp/?page_id=64

クリーンピックについてお問い合わせは、有限会社海の種までお願い致します。

【お問い合わせ】
有限会社海の種
098-982-9988

皆様のご参加を心よりお待ちしております!

有限会社海の種 生田